僕が愛した気まぐれな彼女へ

もうあのころには戻れないのかい？
あの楽しかった日々に。
僕はもう君を振り向かせることはできないのかい？


あのころ僕は君に夢中だったね。
いつも君のことを考えていたような気がするよ。
君は何よりも美しく優雅だった。
君のその華麗で繊細な動きと何よりその美しい歌声で多くの人を魅了したね。
時にはsexyに、時には清楚に、そして優雅に明るく、情熱的で激しく。
君は今でも多くの人の心をつかんで放さないだろう。
無論、僕は君の虜になった一人だった。

僕が強く願ったせいか君は僕にチャンスをくれたね。
僕はそのときうれしくてうれしくて鳥肌が立ったよ。
なんとしても君を振り向かせるために、君の心をつかむために毎日君に会いに行って毎日ふられて帰ってきていたような気がするよ。
君は気まぐれでいたずら好きで、いつも僕を誘惑するけれど返ってくる答えはいつも「NO」だ。そして僕を挑発するようにほかのところへ行ったり、またいきなり帰ってきて僕を驚かす。
まさに悪女といわんばかりだったね。だけど僕は君を憎めなかった。
そんな関係が2年半続いたけれども、僕たちは周りから見れば良いパートナーになっていたね。
僕は君の心をつかめなかったけどあのころは本当に楽しかった。

やがて僕は忙しくなり君に会うことができなくなって君と気まずい関係になったけれど、いつも君は待っていてくれたね。
だけどさすがに君は意地が悪いのか拗ねたのかそっぽを向いてこちらを見てくれないね。
僕は今でも君が好きで君に夢中なんだけど、今はあの頃のように時間があってお金がある訳じゃないし、やらなければならないことがたくさんあってまだだめなんだ。
また君に会いに行けるようになったら君は振り向いてくれるかな。
またあの楽しかった頃に戻れるかな。


僕の愛する気まぐれな彼女へ
その時がくるまで待っていてほしい。


（何のことはない。彼女とは僕のsaxのことだ。）